残留雑念

ほとんどR&R備忘録と化している

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冥王星Oを読むよ

既に中の人はある程度確定しつつあるので、先入観バリバリで読むよ。
と言っても明らかになってる中の人で作品を読んだことあるのは秋田、乙一、舞城の三人だけだが。ジャンクションが新城カズマならもう一人加わるけど。

魔界探偵冥王星O―ウォーキングのW (電撃文庫)魔界探偵冥王星O―ウォーキングのW (電撃文庫)
(2010/04/10)
越前 魔太郎

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なるほどこういうものか。スタンドバイミー的ジュブナイル+能力バトルなお話。途中で同棲した女がなぜ数日間遊んでたのか(惚れたにしては描写が薄いし、【彼ら】絡みの任務をしくじったらエラい目に遭うんだろうに)とか【空を歩く男】はどんだけ石ころやらなんやらを抱えて歩いてんだよとかがちょっと気になったけど、まあ普通に楽しめた。(ネタバレ)レーベルのせいかありがちな叙述トリックにしっかり引っかかっちまったぜ。(/ネタバレ)

魔界探偵 冥王星O ヴァイオリンのV (講談社ノベルス)魔界探偵 冥王星O ヴァイオリンのV (講談社ノベルス)
(2010/04/07)
越前 魔太郎

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なんか久々に乙一、しかも黒い方を読んだ気がする。人間楽器のイマジネーションが雰囲気あっていいです。牧野修の短編にもそんなモチーフがあったと思うが、一度自分でもシナリオに出したいくらいだ。(ネタバレ)ワルっぽい【冥王星O】もいいキャラだったから、あっさり死んだのはちょっと惜しいな。(/ネタバレ)
ところで、なんでWのラストにあった「『V』に続く」が無くなったんだろ。あれあると分かりやすいのに。

魔界探偵 冥王星O ホーマーのH (講談社ノベルス)魔界探偵 冥王星O ホーマーのH (講談社ノベルス)
(2010/06/08)
越前 魔太郎

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そして秋田先生の御本。今更言っても後付け極まりないが、これなら伏せられてても分かった気がする。そもそもそれなら読んでないだろうけども。比喩のセンスとか主人公の内省とかがしっかり俺の大好きな秋田文章です。
常人を遥かに凌駕する能力を持つ【彼ら】を相手に、辛うじて渡り合う【冥王星O】の姿はオーフェンを彷彿とさせた。

魔界探偵冥王星O―ペインのP (メディアワークス文庫)魔界探偵冥王星O―ペインのP (メディアワークス文庫)
(2010/06/25)
越前 魔太郎

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越前魔太郎スレでボッコボコに叩かれてたので手が伸びにくかったが、あー、確かにこれはなー。さすがに雰囲気違いすぎる。番外編っぽいし、ぽっと出の美人姉妹による【彼ら】狩りという方向性はいいとしても、【彼ら】が恐くなさすぎ。本質が共鳴の存在であるとか人間の血脈に潜んでいるとか形而上的な存在にして、それっぽくしようとはしてるのは感じるが、それが全部説明されるので全然恐くない。存在や動機が人間に説明可能なレベルに成り下がってる。仮にもシェアードワールド、じゃなかった同一作家によるシリーズとしてどうなのかと。痛みが二倍になってるという主人公の設定がほとんど活かされてないのも恐くなさに繋がってるかな。

魔界探偵 冥王星O ジャンクションのJ (講談社ノベルス)魔界探偵 冥王星O ジャンクションのJ (講談社ノベルス)
(2010/08/05)
越前 魔太郎

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おお、メタいメタい。作中の【越前魔太郎】の能力を考えれば、これまでと同一世界の話とも取れるし、Jはおろかすべての作品が独立してるとも取れる。シリーズ間の齟齬を埋めるためのメタ設定だとしたらちょっとどうかと思うが、もともとメタフィクションは嫌いではないので邪推はせずに素直に楽しんだ。
女子校の冥王星Oの話、ダンジョンに挑む冥王星Oの話、宇宙飛行士の話、アメリカ大統領の話、辺りが好きだ。
一番外側の冥王星Oはヴァイオリンの人っぽくないけどどうなんだろ。あとリコの正体は唐突すぎてなんともw

魔界探偵冥王星O―トイボックスのT (メディアワークス文庫)魔界探偵冥王星O―トイボックスのT (メディアワークス文庫)
(2010/08/25)
越前 魔太郎

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メディアワークス文庫の二冊はダメだな、合わないわ。Tは単品としてみれば読めるけど、シリーズの一作とするとやっぱり【彼ら】の雰囲気が違いすぎる。単に殺されるだけじゃなく、たかが人間に感情を弄ばれた上にいいように操られた挙げ句だからなぁ。この後のDDでも人狼が人間に大量に殺されてるけど、これは人間側にも山ほど犠牲が出てるし、主人公である冥王星Oは何度も殺される目にあってるし(文字通り)、何より人間とは違う存在であるという怪物性がキープされてるから【彼ら】としての格は落としてない感じ。Tの玩具姉妹は普通の愛情も家族愛も持ってるようにしか見えねー。多分に感覚的な話だけども。

魔界探偵 冥王星O デッドドールのダブルD (講談社ノベルス)魔界探偵 冥王星O デッドドールのダブルD (講談社ノベルス)
(2010/09/07)
舞城 王太郎

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舞城を読んでいたのは(と言えるほど数を読んでないが)「ファウスト」を買っていた頃なので、もう数年来目にしてないわけだが、確かにこれは舞城だ。この密度をしてこのリーダビリティというかこの速度はすげーなやっぱり。もうあっという間に最初の菩薩の話なんかどうでもよくなっちゃうもんなw
アル中崩れの冥王星OはHで王になるとか言われてた伏線はどうなったんだよとは思うがw、ダメ男なりにカッコいい。しかしそれ以上に【顔のない女】はカワイイ。
想像以上にキレイにまとまってたが、果たして第二部はあるのか。
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